文・マンティー・チダ
関東大学ラグビーリーグ戦1部は10月30日に秩父宮ラグビー場で第4週が行われ、日本大学が法政大学を35-22で下して開幕4連勝を果たした。
強みのモールから法政大学に逆転勝利
試合開始から法政大にスクラムで押され、#15根塚洸雅にトライを決められるなど先制を許した日本大学だったが、21分にフェーズを繰り返しながら最後は#11水間夢翔がトライ、#9前川李蘭のコンバージョンも決まり、7-7の同点とした。
そして30分、法政大学のオフサイドからラインアウトを獲得した日本大学は、ドライビングモールで押し込み#6佐川奨茉がトライ、コンバージョンも成立して14-7と勝ち越し。
その後、スコアは動かずに前半終了。
後半に入っても、日本大学が優勢に試合を進める。
11分にはモールから佐川がトライ。
15分には#22齋藤芳徳が相手のパスをインターセプトしてゴールまで走りトライを決めるなど28-7とリードを広げる。
31分に#5デビタ・オトがシンビンで退場し、日本大学は1人少ない布陣で戦うことになるが、齋藤がこの日2本目のトライを決めるなど35-12とリードをキープ。
終盤、法政大学に2トライを許すが、日本大学が35-22で逃げ切った。
試合後の記者会見で日本大学中野克己監督は「どうしても落とせない試合だった。セットプレー、コンタクトで優位に立てたしディフェンスも頑張ってくれた」と選手をねぎらう。
そして「私たちには大学日本一という目標がある。リーグ戦優勝はステップ」と強調した。
この日全勝を守った東海大学や流通経済大学といった上位大学との試合を控えているため、そこまでは負けられないといった気持ちが伝わってきた。
次戦は同じく全勝を守っている流通経済大学との対戦に注目したい。
もう1試合の東海大学と専修大学の一戦は、東海大学が13トライで専修大学を85-0と完封し、全勝をキープしている。