文 マンティー・チダ
関東大学女子サッカー1部リーグ戦後期が9月9日、日大稲城グラウンドで1試合が行われ、日本大学と日本体育大学の一戦は、0-0のスコアレスドローに終わった。
日大は価値あるスコアレスドロー、日体大は痛い引き分け
両大学が中盤でせめぎ合う展開から試合は始まった。徐々に日体大がサイドを起点に日大ゴールへ襲い掛かるが、日大ディフェンス陣に阻まれる。終盤にかけても、チャンスメイクを続ける日体大だが、あと一歩及ばず、前半を0-0で折り返した。
後半立ち上がりから、日体大#11久保田明未が敵陣へ走って右足でシュートを放つが、日大はクリアで対処すると、一気に前線へ仕掛けていった。サイドを起点に日体大ゴールへ迫る日大は、コーナーキックから得点機を狙うも日体大にクリアを許し、その後も#11渡邉莉沙子が右足でシュートを放つも決まらず、#4牧野美優のフリーキック、#7大沼歩加と得点機を迎えるが、チャンスをものにすることができない。
その後、流れは日体大へ傾くが、GK#1小林未歩のスーパーセーブに合うなど、日大のゴールを割ることが出来ず、結局0-0のスコアレスドローで試合終了となった。
今季から1部に昇格した日大は、帝京平成大学に続いて、上位大学を無失点で抑えることに成功した。そのためか、試合終了後のベンチは、取り組んできたサッカーに手ごたえを感じていた模様。一方、関東インカレ王者返り咲きを狙う名門日体大としては、痛い引き分けとなってしまい、ベンチも敗者のような雰囲気だった。
日体大は12日に武蔵丘短期大学と対戦し、2-0で勝利して通年順位2位に浮上した。
次戦、日大は9月26日に帝京平成大学、日体大は9月15日に大東文化大学と試合を行う。