【卓球ノジマTリーグ】倉嶋新体制で木下マイスター東京が開幕から怒涛の7連勝

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卓球
©マンティー・チダ
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文 マンティー・チダ

卓球ノジマTリーグ2021-2022シーズンは10日、木下マイスター東京(以下:KM東京)と昨シーズン覇者の琉球アスティーダ(以下:琉球)がスカイアリーナ座間(神奈川県座間市)で対戦し、マッチカウント3-1でKM東京が勝利し、開幕から7連勝を果たした。

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10月から五輪2大会監督だった倉嶋洋介氏を総監督とする新体制へ

🄫マンティー・チダ

KM東京は10月より、リオと東京の五輪2大会で卓球日本代表男子を率いた倉嶋洋介氏を総監督とする新体制で挑み、9日の岡山戦においても、マッチカウント3-1で勝ちを収めたことで、総監督就任から2連勝とした。

10日の試合では、Tリーグ初采配と思えないぐらい、的確なタイミングでタイムアウトをコールする。

第1マッチのダブルスでは、第1ゲームを琉球ペア(平野友樹・宮川昌大)に奪われた後、第2ゲームの序盤で、大島祐哉(KM東京)がドライブでミスが続き1-3と琉球ペアにリードされたタイミングで、倉嶋総監督はタイムアウトを請求。

そこからスコアを五分に戻し、終盤まで接戦になりながら11-10でゲームを取り返すと、第3ゲームでもデュースの末に17-15と大接戦を制した。

その後、第3マッチ終了時点でマッチカウントを2-1とし、第4マッチには、ダブルスに次いで2点起用となった大島に勝利を託す。

大島は第1ゲームを先取し、第2ゲームも3-8から7連続得点で10-8と逆転に成功。YGサーブからフォアがアウトとなって10-9とされたところで、倉嶋監督はすかさずタイムアウトをコール。再開後は、大島がYGサーブを見事に入れて11-9とゲーム連取した。

第3ゲームに入っても終盤にYGサーブから勢いに乗った大島が連続得点で優勢に立ち11-9。ゲームカウント3-0のストレートでマッチ獲得に成功して、KM東京は開幕から無傷の7連勝とした。

「小さな差の中で、どう勝ち抜くのかが重要」倉嶋洋介総監督

🄫マンティー・チダ

倉嶋総監督は、試合後の記者会見で冒頭に「連勝の勢いを止めず、良い内容で2試合勝てたことは大きかった」と安堵の表情を浮かべながらコメントした。

「ベンチに入ることに関しては今までと何も変わりはしない」と倉嶋総監督は前置きをした上で、Tリーグのルールなどを踏まえ「タイムアウトのタイミングや、ゲームの進め方、そういったところのピントをもう少し合わせていかないといけない」と自らの課題を示す。

今シーズン、ここまで試合数の消化に差はあるものの、男子はKM東京が独走。しかし、所属メンバーやゲームのスコアから、各チームにそれほど差があるものとは思えない。

「(Tリーグは)どちらが勝つのかわからない仕組みになっているので、そういった小さな差の中で、どう勝ち抜くのかが重要。そこが日ごろの練習なのか、僕が入ったことによることなのか、その小さい差において、毎回勝てるように準備を進めていく必要がある」と倉嶋総監督は、Tリーグを勝ち抜くポイントを示した。

これまで、KM東京は水谷隼、張本智和を中心に、東京五輪へ出場したタレントをチームの核に据えたが、今シーズンは今年の全日本選手権を制した及川瑞基が中心だが、水谷や張本ほど目立つ存在ではない。

日の丸を背負って五輪を戦ってきた指揮官が、チームに所属する選手たちへどのようなエキスを注入していくのか。倉嶋総監督を中心に、どのようなチームへ仕上がっていくのか。今後に注目したい。

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