【関東大学リーグ戦1部第3週】日本大学がモールで専修大学に快勝、東海大学とともに開幕から3連勝

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文 マンティー・チダ

©マンティー・チダ

ラグビー関東大学リーグ戦1部は17日、江戸川区陸上競技場で第3週が行われ、日本大学が専修大学を29-10で勝利し開幕から3連勝を果たした。専修大学は1勝2敗。

試合開始早々から、日本大学が試合を優勢に進める。前半19分、専修大学のターンオーバーからボールを奪うと、右サイドに展開。最後は#11水間夢翔がトライを決めて先制に成功。その後も終始日本大学ペース。前半39分、専修大学のコラブシングで得たラインアウトからボールを回して#14ナサニエル・トゥポウがトライ。10-0とリードを広げた。前半39分には、日本大学のオブストラクションから、専修大学#15古里樹希にペナルティーキックを決められて10-3とされたところで前半を終了する。

後半、日本大学はオブストラクションからボールを専修大学に献上すると、モールで押し込まれ、#2小栗冬雅にトライを許し、古里にもコンバージョンを決められて10-10の同点とされる。しかし、日本大学は選手交代をしながらモールでペースを取り戻すと、#13フレイザー・クワークがトライ、#12広瀬龍二のコンバージョンも決まって17-10とリードを奪う。さらに、途中出場の#20サミソニ・アサエリが2トライするなど、専修大学を一気に突き放して29-10で勝利した。

日本大学は前半からコンタクトで優勢に立つものの、中野克己監督は「小さなミスやペナルティーもあって、ストレスがたまる試合だった」としたが、後半にむけて「粘り強くやってくれた」と降りしきる雨ながら、チームとして粘りを発揮できたことについては評価した。キャプテンの#2藤村琉士も「後半開始早々、相手がボディーブローのようにこちらの体力を奪うプレーできたので足が止まった時間もあったけど、前半からガンガン走れたのが勝因」と続ける。

この試合では日本大学のモールの強さがより際立っていた。「単純にまっすぐ強く押す」と藤村がモールの強みをこう解説する。後半19分に勝ち越しをしてからは、すべてモールで押し込んでからのトライで、専修大学にとってみれば、その前にオフサイドなどのミスが響く格好となってしまった。「自分たちのミスからボールキープが難しくなり、相手のモールを止めることができなかった」と専修大学村田亙監督もそのシーンを悔む。

もう1試合は、東海大学が法政大学に31-19で完勝し、日本大学とともに開幕3連勝とした。

次回は10月31日に、日本大学が法政大学と、東海大学は専修大学といずれも秩父宮ラグビー場で対戦する。

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