【トップリーグ】パナソニックが「若い日本人の10番」を中心に最後のトップリーグを制覇

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ラグビー
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文 マンティー・チダ

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パナソニックが持ち前のディフェンスでサントリーを封じる

試合開始早々、パナソニックは展開の早いラグビーをサントリーに自陣で許していたが、前半5分にサントリーSOボーデン・バレットのパスをCTBディラン・ライリーが自陣10m付近でインターセプトし、そのままゴール下まで独走トライ。14分、25分にはSO松田力也がペナルティーキックを決めて13-0とリードする。

 

30分には、ブレークダウンから少しずつゲインして敵陣22mラインを突破すると、松田の2人飛ばしパスから、左サイドで待っていたWTB福岡堅樹が左隅に飛び込んでトライを決める。

 

35分、サントリーCTB中村亮土にトライを許すが、39分にはサントリーのパス回しに対してFL布巻峻介がボールを奪い、サントリーにノットリリースザボールとさせると、松田がこの日3本目のペナルティーキックを入れて、23-7。サントリーに2ゴール2トライでも追いつかない点差とさせて、前半を折り返す。

 

後半、自陣から展開の早いラグビーを見せるサントリーが、SH流大のハイパントでハーフライン付近まで押し上げると、途中から入っていた梶村祐介のビッグゲインで一気に敵陣深くへ入る。早いパス回しから右サイドへ展開し、バレットからPR垣永真之介へオフロードパスがつながると、こぼれた球に反応したWTB中鶴隆彰がトライ。反撃の狼煙をあげた。

 

しかし、パナソニックは15分に敵陣でブレークダウンから少しずつインゴールへ接近すると、左右に展開。サントリーのオフサイドでタッチキックからラインアウトを選択すると、交代で入ったばかりのヴァルアサエリ愛が飛び込んで、28-12とし再びサントリーを突き放した。

 

終盤にかけて、パナソニックはサントリーに2トライを許したが、パナソニックが31-26でリードを守り切り、4大会ぶり6回目の日本選手権、4季ぶりに最後のトップリーグを制した。

 

日本人10番がチームを牽引し、ベテランFWがディフェンスで支える

ここまで無敗同士の頂上決戦は、パナソニックに軍配が上がった。サントリーの攻撃力に苦しむ場面もあったが、要所で抑えるディフェンスではパナソニックが一枚上手だった。

 

前回の優勝では主将を担っていた、フロントローの一角であるHO堀江翔太はディフェンスリーダーとして「新しい取り組みをしてきて、はまったのは大きい。この試合、ターンオーバーを取られましたけど、仕方がないという部分が多くて、崩されて取られることも無かった」とした上で、バレットに対するディフェンスについても「良かったと思いますよ。キック合戦になるということは伝えていました。ディフェンスしながらプレッシャーをそこまで感じることはなかったので、機能はしていたのかな」と成果を強調する。

 

PR稲垣啓太も「ディフェンスで良いプレッシャーをかけられた。サントリーはアタック主体のチームだと思っているので、アタックから良い形を作らせないことが大事でした。特にファーストフェーズからのアタックに高い精度を持っているので、スクラムやラインアウトでも少しずつプレッシャーをかけられました。そういった少しずつのプレッシャーが、サントリーにアタックをさせなかったのかなと思います」と続けた。

 

そして、ロビー・ディーンズ監督は「若い日本人の10番を擁して優勝したのは大きい」とSOで先発出場した松田力也と途中出場の山沢拓也を手放しで評価した。ベスト4に残ってきたチームでSOを日本人で形成していたのはパナソニックのみ。

 

※SOはスタンドオフ。ラグビーで、フォワードとバックスとを結ぶハーフバックの一人。攻撃の組み立ての中心となるプレーヤー。別名、フライハーフ。(出典:デジタル大辞泉)

 

「我々の仕事はチームと選手のレベルを高めること。この2人は次のワールドカップでプレーできるだけの力はあると思います」とすると、主将のHO坂手淳史も「2人の10番はすごく信頼している。外国人選手を起用しないのは、あの2人のレベルが高いからと思っています。ジェイミー・ジャパンでも十分通用する」と太鼓判を押す。

 

この日、バレットと相対した松田は「サントリーと試合をするときから、バレットを自由に動かせてしまうと相手のペースになるとわかっていたので、チームとしてバレットが動くのを見て、そこにしっかりとプレッシャーをかけていこうと話をした上で臨んだため、チーム全員の意識が高かった、パナソニックのディフェンスを見せられたのかな」とその場面を振り返る。

 

頂上決戦となる試合においても、パナソニックは持ち味のディフェンスをやり切った。ディフェンスは一人が頑張っても機能しない。強度の高いチームディフェンスこそ、本物のディフェンスだろう。どれだけ攻撃力があったにせよ、試合のカテゴリーが上がれば上がるほど、チームディフェンスの重要性を思い知らされた、トップリーグ最後の頂上決戦だった。

 

第58回日本ラグビーフットボール選手権大会 兼 トップリーグ2021プレーオフトーナメント 決勝 サントリー 対 パナソニック 試合結果
日程:2021/05/23(日) / 会場:秩父宮 / 13:10KickOff
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