文 マンティー・チダ
ラグビーの関東大学対抗戦グループAは9月18日、秋葉台公園球技場(神奈川県藤沢市)で1試合が行われ、慶應義塾大学が日本体育大学を43-5で下し、今季初戦を白星スタートとした。
ラインアウトモールから2トライ、慶大が強さを見せる
前半、徐々に敵陣へ攻め込む慶大が、日体大のペナルティーからタッチキックで敵陣深く攻め込むと、ラインアウトモールで一気にインゴールへ押し込み、最後はHO田中慶伸がトライして先制する。
直後の12分、日体大にハイパントからSHクリスチャン・ラウイの独走トライで同点とされるが、慶大は日体大のミスを見逃さながず、リスタートからSH山田響が自陣から独走して敵陣へ入り込むと、日体大は流れを止めようとするが、ペナルティーをコールされる。
慶大はタッチキックでインゴールに迫ると、再びラインアウトモールからFL高武俊輔がトライ、コンバージョンも決まり、12-5と日体大を突き放す。その後もCTBアイザイア・マプスア、田中と立て続けにトライを量産し、24-5と慶大は日体大をリードして前半を折り返す。
後半、追いかける立場の日体大を尻目に、慶大はCTBイサコ・エノサのトライで幸先よく追加点をあげると、田中がこの日3本目のトライ、WTB鬼木崇も続いて、終わってみれば前後半で7トライをあげた慶大が日体大に43-5と快勝した。
なお、この試合のプレイヤーオブザマッチは、3トライをあげたHO田中慶伸(慶大)が選出された。