【トップリーグ】サントリーがNECを下してベスト8へ、1人少ないNEC相手の戦いぶりに反省を忘れず

スポンサーリンク
ラグビー
©マンティー・チダ
この記事が気に入ったら最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!

文 マンティー・チダ

ラグビートップリーグは24日にプレーオフトーナメント2回戦が行われ、サントリー(レッドカンファレンス1位)がNEC(ホワイトカンファレンス8位)を76-31で下し、ベスト8進出を決めた。

スポンサーリンク

サントリーがラインアウトからモールで押し込んでトライを重ねる

試合開始早々から優位に進めるサントリー。前半2分、敵陣でターンオーバーとしたサントリーは、SOボーデン・バレットが先制トライし、自らコンバージョンも決めて7-0とする。直後の6分には、PR森川由起乙がラインブレイクで敵陣に走り込む。NECのノットロールアウェイからタッチキックでボールを前進させたサントリーは、ラインアウトからモールで押し込み、最後はFB江見翔太がトライし追加点。12分にはNO.8ショーン・マクレーンにもトライが生まれ、17-0とリードした。

SH中嶋大希のトライから追いかけたいNECだったが、LOサム・ジェフリーズが危険なプレーでレッドカートとなり一発退場。14人となったNECに対し、サントリーはWTB中鶴隆彰、森川らがトライで得点し、36-5でNECをリードして前半を折り返す。

後半に入ってもサントリーの猛攻が続く。2分には認定トライで加算すると、3分には自陣からのラインブレイクで敵陣に入ると、最後はSH流大がゴールポスト下にトライ。CTB中野将伍も続いて、55-5とNECを大量リード。

サントリーは12分、5人を入れ替え、さらにハーフ団の流とバレットをベンチに下げるが、ここから1人少ないNECに意地を見せつけられる。

22分、NECに自陣22mラインを超えられると、ブレースキックに合わせて飛び出したFLパトリック・タファにトライを決められる。終盤には途中出場の山田啓介や中嶋に得点を奪われるが、前半の貯金がものを言い、76-31でサントリーがNECに勝利。準々決勝に駒を進める。

前半は盤石な戦いぶりだったが、後半は1人少ないNECの抵抗にあう

サントリーは前半から万全な試合運びを進めていった。自陣からのラインブレイクで敵陣に入っていくと、相手のペナルティーからタッチキックでボールを前進させ、ラインアウトからモールで押し込んでトライを重ねていく。敵陣ではフェーズを重ねて得点をすることもできていた。

「前半はかなり満足している」と試合後の記者会見でサントリーのミルトン・ヘイグ監督はコメントするが、後半の終盤は1人少ないNECに抵抗を許す。「2試合連続30失点与えてしまった。次のリコー戦に向けてポジティブに捉えて試合に臨みたい」とヘイグ監督は続けた。

準々決勝からはリーグ戦でも上位に位置するチームとの戦いが続く。そしてリーグ戦と違うのは「負けたらそこで終わり」。余計な失点は防ぎたいところだろう。

主将の中村亮土は、監督の言葉を前向きに置き換えた。「伸び代を感じた試合。1週間練習してレベルアップしたい」と貪欲な姿勢を見せる。

最後のトップリーグ制覇を目指すために、トーナメントでは勝つことが必須になる。ただ、試合に勝利できたとしても、反省材料を見極めてないといけない。数的有利になった場面では、さらなる盤石な戦いぶりが必要だろう。サントリーはNECとの戦いを教訓に、頂点へ向けて絶対に負けられない戦いに挑んでいく。

トップリーグ2021プレーオフトーナメント 二回戦 サントリー 対 NEC 試合結果
日程:2021/04/24(土) / 会場:秩父宮 / 14:30KickOff

トップページ

タイトルとURLをコピーしました