【トップリーグ】トヨタ自動車が日野を終盤に突き放してベスト8進出、プレッシャーを跳ねのけてトップリーグ初制覇を目指す

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ラグビー
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文 マンティー・チダ

ラグビートップリーグは25日、秩父宮ラグビー場でプレーオフトーナメント2回戦の1試合が行われ、トヨタ自動車(レッドカンファレンス1位)が日野(ホワイトカンファレンス2位)を49-29で下して、ベスト8に駒を進めた。

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4点差に詰められるも、後半終盤に日野を突き放す

日野に先制トライを許したトヨタ自動車だったが、前半15分にSOライオネル・クロニエから飛ばしパスをキャッチしたWTBヘンリージェイミーがトライ、クロニエがコンバージョンキックを決めて同点とする。その勢いでトヨタ自動車は日野のオフサイドからタッチキックでハーフエアラインまでボールを前進させると、WTB高橋汰地が突破して敵陣ゴール前まで迫る。その後フェーズを重ねてクロニエのハイパントをジャンプ一番でキャッチした高橋がトライに成功して勝ち越しする。27分には、CTBマレ・サウがクロニエからのブレースキックによるイレギュラーなバウンドをキャッチしトライ。21-10でトヨタ自動車がリードして前半を折り返す。

後半に入り、トヨタはラインアウトからFLフェツアニラウタイミのトライなどでさらにリードを広げるが、後がない日野から猛攻を受ける。

自陣22m付近で日野SO東郷太朗丸にハイパントでWTBチャンス・ペニーを通されるも、サイドラインを割りピンチを脱出するが、直後の19分にトヨタ自動車のノットロールアウェイから日野CTBトンガモセセにラインを上げられて、最後はペニー、23分には自陣10mから日野にラインアウトモールで押し込まれ、FB川井太貴にトライを許すなど、トヨタ自動車は28-24と4点差まで詰められる。

日野がこの勢いから果敢にタックルを狙うも、ハイタックルのペナルティーが与えられると、トヨタ自動車はこの隙に途中出場のロブ・トンプソンが中央から抜け出してトライ、その後も滑川剛人、高橋がトライを重ねるなど、終わってみればトヨタ自動車が49-29で日野を下してベスト8に進出を果たした。

試合内容が悪くても勝利することで次につなげる

トヨタ自動車は勝利したものの「ひどい試合だった」とサイモン・クロンHCが振り返るように、リーグ戦で見せた盤石の勝利ではなかった。

「80分の試合なのに110分かかってしまいテンポが遅い試合。試合へ臨むにあたって、マインドセットのスイッチが入り切れていませんでした。セットするスピードやフィールド上での動きが非常に遅い。スキルセットの部分ではディテールでのミスが多かった」と分析する。

プレーオフトーナメントはリーグ戦と違って、負ければそこでシーズンが終了する。SH茂野海人主将は「リーグ戦と違うことはチームに話をしていた」とトーナメントの難しさを感じ取っていた。クロンHCと同様に「ゲーム内容はひどくて細かいミスが多い」と振り返る。

しかし、4点差まで詰められる場面もあったが、終盤日野を振り切って勝利した。「こういうプレッシャーを受けられたのは良い経験ですし、次の試合に繋がる」と茂野は次の試合に目線を向けていた。

この日2トライをあげた高橋も「先制をされてもやることは変わらないし、自分たちのプレーをやり続ければトヨタのラグビーは自然とできる」と練習で積み重ねてきたことを自信に変えていた。

トヨタ自動車は最後のトップリーグで初制覇を狙う。そのためには、多くのプレッシャーをはねのけて勝利したこの日の経験を大事にしておきたいところだろう。

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