WEリーグのマイナビ仙台が26日、リーグ初となる所属全選手のC級ライセンス取得を発表した。
マイナビ仙台では、2017年より現役選手向けに公認C級コーチ養成講習会を実施している。今年は選手16名が2月から受講を開始し、5月25日の課題レポート提出をもって、参加選手全員がすべてのカリキュラムを終了。現役選手として活動をする間にライセンスを獲得することで、サッカーの視野を広げ、プレーの理解度向上などを目的とした。
WEリーグ参入基準の中で「プロ契約選手の全員がC級ライセンス以上を取得すること」が記載されている。チームからは「所属する選手が所属する選手が、女子プロサッカー選手としてのロールモデルとなれるよう、また、クラブコンセプトに掲げている『日本でいちばん、“ひと”が育つクラブへ』を体現するべく、選手個々の成長を促してまいります」とコメントした。
・講習参加選手コメント
宮澤 ひなた 選手
今回の指導実践で学んだことを今後の競技生活にも生かせると感じました。
隅田 凜 選手
指導というのは、課題に対して答えを教えるのでなく、解決策を導くことが大事ということを学びました。そのためには選手に対しての伝え方が重要で、プレー中に投げかけるのか、プレーを一旦止めて問いかけるべきか、デモンストレーションが必要かなどの判断が難しいと感じました。
市瀬 菜々 選手
良い指導者が増えれば良い選手が育ち、日本のレベルが上がってくると、講習を通じて強く感じました。
國武 愛美 選手
今回の実技や講義で学んだ年齢別の指導の仕方や、成長段階における選手への指導の仕方をこれからのサッカー教室などで機会があれば活用していきたいと思います。
【 C級ライセンス(C級コーチ養成講習会)について 】
アマチュアチーム及びアマチュアレベルの選手(子どもから大人)を指導できる人材を養成すると同時に、これから指導者としての基礎を築こうとする指導者を養成することを目的とするもの。