【バスケBリーグ第15節】横浜BCキング開がディフェンスで存在感を発揮、青木勇人HCも「しっかりと武器になるもの」と評価

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バスケットボール
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文 マンティー・チダ

Bリーグ、横浜ビー・コルセアーズは2日と3日に、横浜国際プールで大阪エヴェッサと対戦。2日は快勝したが、3日は一転して大敗を喫した。対照的な2試合となったが、横浜BCには、大阪戦で大きくプレータイムを伸ばした選手がいた。先日、#5河村勇輝ともに途中入団を果たしていた#23キング開である。

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ニュービルとマッチアップ、大阪戦では2試合とも20分超のプレータイムを獲得

©マンティー・チダ

キングは、横浜BCとは選手契約(プロ契約)を結んでいる。特別指定選手としてプレーした、昨シーズンのプレータイムは最長でも17分37秒。今シーズンはここまで5試合に出場し、琉球ゴールデンキングス戦と新潟アルビレックスBB戦では1桁のプレータイムだったものが、大阪戦の2試合は両日とも20分超となり、3日の試合ではプレータイムが22分17秒としていた。

©マンティー・チダ

3日の試合で、キングは1Qの終盤にコートへ入ると、#46生原秀将、河村とスリーガードを組んでプレーし、3pを決めるなどチームのスコアメイクに貢献。しかし、チームから評価されていたのは、ディフェンスだった。

3Q残り7分35秒、#30須藤昂矢と交代したキングは、大阪のポイントゲッターである、#25ディージェイ・ニュービルとディフェンスでマッチアップする。キングがディフェンスで体を寄せても、その上からニュービルにジャンプシュートを入れられてしまい、ニュービルのドライブに対しても、キングはコースに入るものの、うまくかわされてニュービルに得点を許すシーンが続く。しかし、キングはニュービルがベンチに下がる試合終了間際までコートに立ち続けていた。

結局、ニュービルに44得点を許した横浜BCは、大阪に69-98で敗戦し、同一カード2連勝とはならなかった。

ディフェンスを一番に評価され、それがチームにプラスとなっている

©マンティー・チダ

「ニュービルに難しいシュートを決められたこと、難しいシュートを打たせた後にリバウンドを1回で終わらせなかったことで、ストレスが溜まってしまう試合だった」

試合終了後、横浜BCの青木勇人HCは、記者会見の開口一番でこのように試合を総括した。まさにその通りで、見た目ではニュービルの得点、#15竹内譲次のリバウンド、#33アイラ・ブラウンにも18点と3選手に翻弄された格好となった。

#24カイル・ハントが右膝関節骨挫傷で戦線離脱、#10デイビッド・ドブラスもファウルトラブルで10分にも満たないプレータイムとなったことで、よりこの3選手における活躍が際立ったのである。

そんな中で、キングは試合終了間際まで、ニュービルとディフェンスでマッチアップを繰り返していた。

「ディフェンスでしっかり取り組んでいたこと、これからもそういう場面で存在感を出してもらいたい気持ちもありましたので、まずはミッションを与えたということです」と青木HCはキングのディフェンスを評価し、期待値も込めてコートへ送り出していた。それが目に見える指標として、20分を超えるプレータイムとなったわけである。

「自分のディフェンスを一番に評価してもらえていて、それがチームに良い意味でプラスとなっているので、このような結果がついてきているのかな」とキング自身もディフェンスには手応えを掴んでいた。

©マンティー・チダ

しかし、結果としてはニュービルに44得点を許している。「コンテストにいって、上から決められたこともありましたし、途中で遂行が足りない部分もありましたが、しっかりと責任感を持ってミッションに取り組んでいた」と青木HCは、結果よりもキングの姿勢を評価。

キングは「100%に近いディフェンスはできた」と胸を張っていた。つまり、キングの想定以上にニュービルの上手さが際立っていた。「結果としては、ディフェンススキルが足りなかった。ホットな選手とマッチアップしたことにより、学ぶことがたくさんありました。この負けをどう生かすのか、気持ちを切り替えてやっていこう」とキングはこの試合で得た経験を前向きにとらえていた。

「チームルールを守りながら、一歩が大きく伸びてくるので、しっかりと武器になるものだと思っています」と青木HCは、キングの可能性に大いなる期待を寄せている。

キングはポイントガードとして勝負することを入団会見の場で語っていた。

「チームとしてはポイントガード、シューティングガードという括りをしないで、ツーガードやスリーガードをやっています。全員がボールを回してどこでもピックが使えるような状態にあるので、まずはチームの状況に対応して、ピックをどんどん使いながらディフェンスを崩して、自分が攻める場面ではどんどん攻めてという、今のプレースタイルを継続し、もっと外からのシュート精度を上げていければと思います」と状況判断を最優先に、キングは自分のプレースタイルを追求する構えだ。

どういう形であれ、コートに立つという経験は何よりも大きなことである。まずは、指揮官にディフェンスで存在感を示すことができたキング。今度はディフェンスから、彼自身が追求するプレースタイルでスコアメイクができるのか。海賊の新エースへ、この大阪戦が躍進のきっかけとしたいところだろう。

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