文 マンティー・チダ
川崎悲願のリーグ戦初優勝に向けて完全燃焼を誓う
BリーグB1の川崎ブレイブサンダースは7月7日、2021-22シーズンの新入団選手発表記者会見を開催。昨シーズン、川崎から仙台89ERSへ移籍していた鎌田裕也が1年ぶりに古巣へ復帰し、貴重な日本人ビッグマンとして活躍を誓った。
鎌田裕也が1年ぶりに川崎へカムバック。昨シーズンはB2仙台で持ち前の体を生かしたプレースタイルに加え、アウトサイドシュートの精度を上げてきた。「味方を生かすプレーとシュート力、仙台で1年間磨いてきて帰ってきてくれたと思うので。積極的にオフェンスへ絡んでもらいたい」と佐藤賢次HCはこれまでの泥臭いプレーに加えて、オフェンスに対しても鎌田へ期待をかける。
以前川崎に在籍していた時、鎌田はスクリーンやリバウンドなど黒子に徹するスタイルでチームを支えていた。昨シーズンはシュートに磨きがかかったことで、プレーの幅に広がりを見せる「試合で目の前が空いたらシュートを打つと決めて、練習からまずはシュートを打つということに取り組んできました。チームとしてグッドなシュートであれば、どんどんやって良いという方針でしたので、それが試合に出たのかな」と仙台で過ごしたシーズンの成果を話した。
今シーズンはアウトサイドの外国籍選手を獲得したことで、北卓也GMは「日本人ビッグマンが必要」と考える。そこで、真っ先に思い浮かべたのが、長年川崎でプレーをしていた鎌田で、すぐに声をかけていた。「川崎のバスケットを理解していますし、フィットするのはわかっている」と北GMは鎌田へ絶大の信頼を寄せれば、佐藤HCも「説明要りますか?長年一緒に汗を流してきた選手ですから」と心配をしている様子はない。
鎌田自身も「以前も川崎に所属していた時は、Bリーグ優勝が出来なかった。自分が移籍する前のシーズンでは(コロナの影響で)途中で終わってしまい不完全燃焼。そこの悔しい気持ちがとてもあったので、川崎でプレーしたいという思いが強くありました」と再び川崎でプレーできる喜びと同時に、川崎で完全燃焼したい気持ちが伝わってきた。
仙台でスケールアップに成功した鎌田が、川崎ではどのような貢献を見せてくれるのか。泥臭い面に加えて、ここぞというアウトサイドシュートがはまれば、チームとしても大いに助かるだろう。
Wel"Kama" back❗️⚡️#川崎ブレイブサンダース は、#鎌田裕也 選手と2021-22シーズンの選手契約を締結しました。https://t.co/uel6NqBTpn@kama18kpbr pic.twitter.com/EnE8H4FNCq
— 川崎ブレイブサンダース⚡️#OVER TIME劇場版 好評上映中 (@brave_thunders) June 28, 2021