東京医療保健大学女子バスケットボール部選手インタビュー(1)崎原成美「チームをまとめていくのが私のキャプテンシー」

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バスケットボール
©東京医療保健大学
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文・写真 マンティー・チダ

昨年にインカレ3連覇を達成した東京医療保健大学。

恩塚亨監督と選手たちは新しいシーズンに向けてスタートを切ろうとしたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で春の選手権大会や新人戦が軒並み中止に追い込まれた。

そして、迎えた秋のリーグ戦は規模縮小ながら直前に開催が決まった。

今回は今シーズンにかける選手たちにそれぞれの想いを伺った。一人目は今シーズンのキャプテンを担う崎原成美。

©マンティー・チダ

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「チームをまとめていくのが私のキャプテンシー」崎原成美

今年のキャプテンは#3崎原成美。インカレ3連覇を達成した最強世代の後を受けての就任となった。

「4年生として、キャプテンという立場で責任というのもありますし、自分が引っ張っていかないといけないという精神的な面で難しい部分もありますが、やりがいを感じています」

崎原はキャプテンとして引っ張ることをやりがいとして捉えていた。

今年は例年と違って予定通りにシーズンを過ごせない日々の連続。

「就任当初はプレッシャーを感じていた」と話す崎原だが、冷静に自分なりのキャプテンシーを作り上げていた。

「昨年のキャプテン(永田萌絵(現Wリーグトヨタ自動車))はプレーで引っ張るタイプで、先輩と比べて自分はどうだろうと考えることもありました。その時に私ができることは何だろうと、仲間への声掛けやチームをまとめる声掛けであれば私にもできる仕事だと思いました。チームメート一人一人とコミュニケーションを図り、そこで一体感を出すことが自分のキャプテンとしての強みであり、チームをまとめていくのが私のキャプテンシーだと考えるようになりました」

チームを一つにまとめることこそが崎原の役割であり、それをキャプテンとして実行する。

実際、コロナ禍においても彼女たちは動じることなく日々を過ごしていた模様だ。

「試合ができなかった期間は学びを得るということで、読書をすることや人間力を磨きながら成長できました」とむしろ成果を強調する。

「チームとして目的をもってどの戦略を選択するのか、バスケットボールのコツや原理原則をすごく勉強させて頂いています」とチームを指揮する恩塚亨監督にも感謝をしていた。

最後に「1試合ずつ成長を重ねて、最後は全勝優勝で終わりたい」と崎原は力強く語った。

最強世代が抜けても、チームとしてやるべきことを果たせばおのずと結果が付いてくる。

今こそ、崎原が描くキャプテンシーを生かす時だろう。

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