文 マンティー・チダ
取り切ろうと思っている場面で得点を取り切れなかったのは悔しい
第8回大学女子7人制ラグビーフットボール交流大会が11日、立正大学熊谷キャンパスラグビー場で開催。立正大学は決勝戦で追手門学院大学に0-29で敗れ、準優勝に終わった。
惜しくも2連覇を飾れなかった立正大学。ゲームキャプテンの谷山美典は「相手がひとつふたつ上手だった」と素直に敗戦を認める。
追手門学院大学との決勝戦。立正大学は前半に敵陣へボールキャリーなどでゲインに成功していたが、インゴール寸前で追手門学院大学にボールを奪われてから走られて、失点を喫する。「詰め切れていないところが追手門学院大学さんとの差」と谷山は詰めの甘さを敗因にあげた。
立正大学はホームアドバンテージを生かしながら、決勝まで順調に勝ち上がっていた。「ケガから選手も復帰し、2週間でチームを作り上げてきたので、結果としてはチームとしてできていた。悔しい結果となりましたけど、次につなぐという意味ですごく良い経験になりました」と谷山はチームとしての手ごたえを掴む。
万全の状態で臨んだ決勝戦だったが、追手門学院大学に完敗。2週間前まで行われていた「太陽生命ウィメンズセブンズ2021」ではクラブチーム「ARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN’S SEVENS RUGBY FOOTBALL CLUB(アルカス熊谷)」の一員として、立正大学の選手も参加し、追手門学院大学も大学チームとして参戦していた。
「アルカスにとっても追手門学院大学が強敵でしたので、その大会に出ていた選手はすごく気持ちが入ってしまい緊張してしまった。準決勝まで良い感じでしたが、最後にプレッシャーがたくさんあって、勝ち切れなかったのは悔しい」
立正大学と追手門学院大学は、様々なカテゴリーで顔を合わせるライバルチーム。「先制点を取られたのは痛かった。最後取り切ろうと思っているところで取り切れなかったのが何回かあったので、取り切りたかった」と谷山は得点を取り切れなかったことに何度も悔しがった。
「次は国体に向けて、自分は埼玉で出たいなと思っている。15人制もあるので」と今後の目標をあげた谷山。決勝の経験を胸に、更なるステップアップを狙っていく。