日本バスケットボール協会（JBA）は5月14日、東京2020オリンピックへ向けた強化合宿に参加するオリンピック代表候補選手20名を発表した。オリンピック本番のメンバーはこの20名の中から選ばれる。メンバーは以下の通り。
竹内 公輔 (PF / 207cm / 宇都宮ブレックス)
竹内 譲次 (PF / 207cm / アルバルク東京)
エドワーズ ギャビン (PF / 206cm / 千葉ジェッツ)
篠山 竜青 (PG / 178cm / 川崎ブレイブサンダース)
金丸 晃輔 (SG / 192cm / シーホース三河)
辻 直人 (SG / 185cm / 川崎ブレイブサンダース)
ロシター ライアン (PF / 206cm / 宇都宮ブレックス)
比江島 慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
チェンバース アキ (SF / 190cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
田中 大貴 (SG / 192cm / アルバルク東京)
張本 天傑 (SF / 198cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
安藤 誓哉 (PG / 181cm / アルバルク東京)
富樫 勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
ベンドラメ 礼生 (PG / 186cm / サンロッカーズ渋谷)
安藤 周人 (SG / 190cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
渡邊 雄太 (SF / 206cm / トロントラプターズ)
馬場 雄大 (SF / 198cm / メルボルンユナイテッド)
シェーファー アヴィ 幸樹 (C / 206cm / シーホース三河)
八村 塁 (SF / 203cm / ワシントンウィザーズ)
渡邉 飛勇 (PF / 207cm / カリフォルニア大学デービス校大学院1年)
コンディション重視でバランスを考えたチーム構成
今後の予定として、5月25日から6月1日までは、シーズンが終了した選手を対象としたトレーニング合宿（Bリーグセミファイナルに残った4チームの選手は不参加）とし、6月5日から12日までは強化合宿を実施する。フィリピンで行われる「FIBA アジアカップ 2021 予選」で本戦出場権獲得を目指す戦いをした後、オリンピック直前まで行われる強化試合を経て、最終メンバーが選出される。
アルゼンチンからオンラインで記者会見に参加したフリオ・ラマスヘッドコーチ。記者会見の席上、最終選考12人のポジション別内訳を「ガード2人から3人、ペリメーター4から5人、インサイド5人」と明言。「コンディション重視でバランスを考えたチーム構成」とこれまでのスタイルを継続しながら、ワールドカップで出た課題をしっかり落とし込んでいく必要性を話す。併せて、パンデミックの影響から「陽性判定を受ける選手が表われるかもしれない」と登録日ぎりぎりまで、合宿を15人体制にする考えも明らかにした。
戦術面ではワールドカップの試合を分析の下、守備では「アグレッシブさ、ボールに対するプレッシャー、トライアングルディフェンスをもっと高くしてより相手にスペースを与えること、ピック＆ロールに対するディフェンス強度」とし、攻撃面では「速攻やトランディションの精度向上、エクスキューションのスピードにおけるレベルアップ、もっとダイナミックな動き」を掲げる。
オリンピック本番まであと2か月余り。Bリーグのシーズンが終了した後、今回合宿に招集された選手たちは休む間もなく、最終メンバー入りをかけた激しい戦いが待っている。コロナ禍のため、コンディション面の維持及び向上にはより一層気を使わなくてはいけないだろう。様々な戦いを経て、最後に残る12人はいったい誰なのか。楽しみに待っておきたい。
