【ラグビー:トップリーグ第3節】ヤマハ発動機がNECに8トライで快勝、五郎丸歩が1トライを含む15得点でMOMを獲得

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ラグビー
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文 マンティー・チダ

ラグビートップリーグは秩父宮ラグビー場で6日に第3節が行われ、ホワイトカンファレンスのヤマハ発動機ジュビロはNECグリーンロケッツと対戦し、59-31で勝利して勝ち点10とした。NECはこれで開幕から3連敗。

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五郎丸歩が1トライを含む15得点でチームの勝利に貢献

ヤマハ発動機は、今シーズン限りで現役引退を発表しているFB五郎丸歩がリーグ戦初スタメン。

開始早々、NECのWTB宮島裕之に左サイドからトライを決められて先制を許すが、直後の前半4分にWTBマロ・ツイタマがキックレシーブから抜け出してトライ、五郎丸のコンバージョンキックも成功して7-7の同点とする。

前半19分、ヤマハ発動機はペナルティートライで追加点。

一方、NECはWTB飯山竜太がイエローカードでシンビンとなり、1人少ない状況で戦うことに。

23分にもHO江口晃平のトライなどで追加点を挙げると、33分にはNECのパスが乱れたところを五郎丸が反応して今季初トライ。自らコンバージョンキックも成功させて26-7と大きくリードした。

しかし、NEC宮島とPR瀧澤直に連続でトライを許すなど26-19で点差を詰められたところで前半を折り返す。

後半に入り、ヤマハ発動機は2分に敵陣でキックレシーブからボールを獲得すると、フェーズを重ねながらFLヘルウヴェがトライ、9分にはマロ・ツイタマが敵陣10mラインから中央突破してトライ、12分には江口、29分には敵陣ゴール付近からモールで押し込んで、最後はHO平川隼也がトライを決めるなど、52-19でNECを大きくリードした。

33分には、NEC宮島にこの日3本目のトライを左隅に決められるが、40分にFLパディ・バトラーが右サイドを独走しフェーズを重ねて、CTBヴィリアミ・タヒトゥアがトライするなど、終わってみれば8トライをあげたヤマハ発動機がNECを59-31と退けた。

結果には満足も内容はまだまだ成長の余地あり

ヤマハ発動機の堀川隆延GM兼監督、大戸裕矢主将、五郎丸歩は記者会見の席上で揃って「前節(リコー戦)に敗れてから、どう成長できるのかを課題として取り組んだ」と強調する。

ヤマハ発動機は勝ち点5を獲得できたが、堀川監督は「結果には満足しているが、内容はまだまだ成長の余地がある」と反省を忘れない。

終始、ヤマハ発動機のペースで試合は進んだものの「前半の終盤と後半の終盤に計4トライで失点をしたことについては修正したい」と続ける。

一方で「スペースにしっかりボールを動かして得点できた」と評価するが、ラインアウトからの失点も目立った。

今シーズンのトップリーグは新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開幕戦が遅れたから日程が変更となり、トップリーグの全チームがプレーオフに進出できる。

そのため、リーグ戦の順位がそのまま最終結果に直結しないのだが、堀川監督は「勝ち点が重要ではないかもしれないけれど、スタイルにこだわって勝ち点5を獲得したい。調子の良い選手にはこれからもチャンスを与え続け、ベテランはコンディションが良ければ起用したい」とチームの方針を示す。

ヤマハ発動機は最後のトップリーグで初の王者を目指すためにも、リーグ戦でチームの総合力を付けておきたいところだろう。

悲願のトップリーグ初制覇へ自分のことよりもチームにフォーカス

「80点から90点ぐらいの出来ではないですか」

堀川監督は、今シーズン初めてリーグ戦に出場した五郎丸に対してこのように評価した。

「この試合で大事なことはエリアを取っていく、試合開始から20分でゲームコントロールをしていくことでした。そういう意味で五郎丸のリーダーシップ、パフォーマンスは良かった」と堀川監督は付け加える。

前半で同点に追いついた直後に、敵陣で相手のこぼれ球に反応しトライを奪うなど15得点を獲得し、マン・オブ・ザ・マッチにも選出された。

五郎丸としてはトップリーグ初戦だったが、事前準備に抜かりはなかった。

「メンバーから外れていましたけど、パフォーマンスを出せるように自分の準備を3週間できた」と万全の仕上がりだったことを強調する。

今シーズン限りで現役引退を発表している五郎丸だが「個人よりもチームをどう立て直すか、そこにフォーカスしていた1週間だった」と話す。

「先週はあまりキックを使わずにアタックをし続けていましたが、しっかりキックを蹴ってフォワードが敵陣においてセットピースで戦えるのがヤマハのスタイルなので、その原点に立ち戻った感じ」とヤマハ発動機の伝統をチームとして見つめ直す1週間だったようだ。

ヤマハ発動機は今シーズンのリーグ戦を秩父宮で行うのが、今回の1試合のみ。

ホワイトカンファレンスのため、秩父宮でもう一度試合を実現させるためには、ファイナルまで勝ち上がる必要がある。

五郎丸は試合後のインタビューで「もう一度ここに戻ってきたい」とコメントをしていた。

その理由として「トップリーグのチャンピオンになりたいため」と答える。

ヤマハ発動機は2014年に日本選手権を制しているが、トップリーグを制したことが無い。

「チーム一丸となって頂点を目指したい。今はすべてを楽しめる時間が過ごせている」と五郎丸は現在の心境を語る。

チームの悲願達成が五郎丸の願いだ。あとはそれに向かって邁進するのみである。

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