文 マンティー・チダ
Bリーグ川崎ブレイブサンダース（以下川崎）は9月11日と12日の2日間、とどろきアリーナでプレシーズンゲームを開催した。11日は今シーズンからB3へ新規参入するアルティーリ千葉（以下A千葉）と対戦し91-56、12日にはB1横浜ビー・コルセアーズ（以下横浜）との開幕前哨戦となったが、74-54で勝利し、プレシーズンゲーム2連戦を連勝とした。
佐藤堅次HC「本当に最高でした」
©KAWASAKI BRAVE THUNDERS
A千葉に完勝した川崎は、開幕戦の相手でもある横浜との試合に挑んでいだ。試合開始から両チームともシュートタッチが良くなく、重たい展開となるが、要所で#22ニック・ファジーカスらがスコアメイク。横浜を寄せ付けず、開幕前哨戦を白星とする。
この試合で目立っていたのが、#11増田啓介と今季から富山より加入した#13前田悟の若手コンビ。佐藤賢次HCも「本当に最高でした」と二人を笑顔で活躍をたたえた。
©マンティー・チダ
「増田はあれだけボールを持って、積極的に仕掛けている中でターンオーバー0。色々起点になっているところは、去年と違うところで、すごく成長を感じています。ディフェンスは相変わらずタフにやってくれていて、足も止まっていないし、このまま成長をしてもらいたい」
「（前田）悟については、正直もっと点取り屋で浮き沈みがあるのかと思っていました。でも、ディフェンスの強度はずっと落ちない。一番感動したのは、試合の最後で勝負が決まっている場面において、（自陣まで）戻り切ってレイアップを止めたところ。あれは一番良いプレーでした。ここで簡単にやられて終わるのと、1個止めて終わるのでは全然違うので、MVPだと思います」
昨季までは、得点源として広島に移籍した辻直人の存在があり、同じくシューターの大塚裕人もA千葉へ移籍。#33長谷川技も含めて、2番、3番ポジションは、一気に激戦区となり、若手の増田や前田にとっても、チャンスをつかむ絶好の機会となりそうだ。
