【バスケBリーグ第6節】横浜BCが三河の得点を2試合連続60点台、状況に応じた戦い方を常時できることがチーム浮上へのカギ

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バスケットボール
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文 マンティー・チダ

Bリーグ、横浜ビー・コルセアーズ(以下:横浜BC)は11月6日と7日に、シーホース三河(以下:三河)と横浜国際プールで対戦。このカードを1勝1敗とした横浜BCは、三河相手に2試合とも失点を60点台に抑えていた。三河の連勝を止めた横浜BCは、着実にチーム力向上が見えてきた。

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組み合わせの中でGO TO PLAYをみんなで見つけられるのか

青木勇人HC ©横浜ビー・コルセアーズ

横浜が2試合を通してつまずいたのは、GAME1の出だしから5分ぐらいと言っても過言ではない。GAME1は、入りから両チームともスコアメイクができない状況からスタートし、リバウンドから速攻で得点を重ねた三河が先に抜け出し、横浜BCは8-18と1Q終了時点で10点ビハインドを背負う。

この1Qで、横浜BCはペイントエリアに侵入する回数が少なく、タフショットを打たされるなど、ペイントエリアを使ったオフェンスがあまりできていなかった。

「うちのガードに対してアンダーを積極的に仕掛けられたところから、ズレやセパレーションが生まれなくなったことで、ピック&ロールを機能させることができなかった。ポストは、ある程度ボールを集めてキックアウトからパスしてからのシュートが入らなかった」

※アンダー:ピック&ロールの守り方で、ボールマンDFがスクリーナーの下側を通ってピックをかわすこと。

横浜BC青木勇人HCは、1Qの得点が伸びなかった場面を試合終了時点でこのように総括。「後半はピック&ロールの角度を少し変更して、ペイントエリアへの侵入部分を修正しました」と、横浜BCは後半に入り、少しずつペイントエリアへ入れるようになっていった。

©マンティー・チダ

#14大庭岳輝が2本の3pを沈めて、横浜は流れを手繰り寄せる展開とするが、その後にシュートが入らなくなり、それがディフェンスにも影響して三河に点差をつけられる。

このようなシーンが数回あり、横浜BCベンチはタイムアウトをコールして流れを切り、再びディフェンスにフォーカスをした。

「スーパースターに頼ってプレーをするチームではありません。その時々にアタックできるところを探しながらプレーをしています。一度うまくいって、それを2,3回続けていくと、相手にアジャストされた時に、次はどこへ攻めようかという確率が良くありませんでした。それが影響してディフェンスに響いてしまった時間帯があるときに、得点差がついてしまうのがチームの課題」と青木HCも現状を認識する。

「組み合わせの中でGO TO PLAYをしっかりとみんなで見つけられるのかどうか」

状況に応じてどう攻めるのか、どう守るのかをチーム内で共通理解することが、もっと必要になってくるわけだ。

三河のリズムでも、横浜BCは粘り強くディフェンスをしていた

©マンティー・チダ

では、数字で見てみるとどうなのだろうか。オフェンスでは、ターンオーバーがGAME1で8、GAME2では9と1桁としている。リーグ戦開幕から11試合経過しての1試合平均が12なので、明らかにオフェンスの組み立ては良くなった。ただ、シュートが決まらない時に、相手のリバウンドから速攻を許して点差をつけられていたのが、GAME1の1Qである。

ディフェンスはどうなのか。11試合を終えた段階で、1試合平均失点は77点。一見、物足りないように思うかもしれないが、Bリーグ過去5シーズンと比べて、11試合消化時点ではあるが、1試合平均失点は今シーズンが今のところ少ない。

リーグ戦に限って言えば、三河戦2試合を含む3試合連続で相手を60点台に抑えていて、これができた試合は全勝をしている。

さらに、三河は横浜BC戦を迎えるまで、平均得点が80点を超えるチームだった。ダバンテ・ガートナーを筆頭に、今季から新規加入の#19西田優大が、ここまで1試合平均2桁得点と、エース級の働きをみせる、2桁に近い選手を含めると、全部で6選手から2桁得点の可能性が見えるのだ。

得点力のある選手を揃えているチームに対し、横浜BCは2試合連続で60点台に抑えたことは収穫だろう。三河・鈴木貴美一HCは「三河のリズムになっても、粘り強くディフェンスをしていたので、フィジカルに頑張っている」と昨シーズンと比較して、横浜BCが強くなっている印象をもっていた。

実際にGAME2は、ディフェンスの強度が落ちず、三河を60点台に抑えて、#9森川正明が3p6本を含む23得点とするなど、得点も79点まで上積みすることができた。横浜BCにとっては、まさに会心の勝利であり、三河の連勝を7でストップさせている。

森川と同じく2桁得点を達成した、#30須藤昂矢はGAME1終了時点で「シュートを打てていないとは思っていない、最近タッチが良くないのと、打ち切れないメンタルの部分が多少ある。ただ、4Q終盤に思い切って打って、しっかり決められたのはあるので、明日(GAME2)に繋げたい」とコメントしていた。須藤は、厳しい局面でも思い切った勝負ができるのか、これからの課題になるだろう。

あとは、この日のような試合運びを常時できるのかが重要。攻めどころをチーム全体で共通理解をして、三河戦のようなディフェンスで戦うことができれば、横浜BCはもっと成長できるはずである。

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